たこ天髙可

たこ天髙可（こうか）は、広島駅近くにあるたこ天のテイクアウト専門の弁当屋。瀬戸内海で水揚げされた新鮮なたこを使った天ぷらが評判で、長年地元の人々に親しまれてきました。現在は通信販売もスタートし、全国から注文が集まるようになっています。

このお店が注目されている理由の一つに、アーティストの吉川晃司さんが新幹線で東京へ戻る際に、たこ天をお供にしているというエピソードがあります。地元の味をこよなく愛する彼の習慣が、たこ天髙可の存在を広く知らしめるきっかけとなりました。

もともとこの店は、新幹線で出張する人たちが手軽にお酒のおつまみを買えるようにという発想から生まれました。忙しい移動の合間でも、しっかりと味わえるこだわりの一品を提供することを目指してきたのです。

旅の途中で味わう地元の味は、記憶にも残る特別な体験。そんな思い出を形にする一品として、たこ天髙可のたこ天は、今も多くの人の手に取られていますね。





　

ひなた

広島のお好み焼き激戦区で、地元の人々に親しまれているお好み焼き専門店。週末には常に満席になるほどの人気を誇り、地元だけでなく観光客からも高い支持を受けています。

広島風お好み焼きといえば、玉子を鉄板にしっかり敷いて焼き上げ、ひっくり返して仕上げるスタイルが一般的。しかし「ひなた」では、その常識を少し変えています。玉子をあえて半熟のまま仕上げることで、ふわとろの食感と甘みを残した独自の味わいを楽しめるのが魅力ですね。

数あるメニューの中でも、和牛コウネの鉄板焼きは特に評判の一品。ジューシーで濃厚な味わいがクセになります。「肉玉そば」や「肉玉うどん」も、しっかりとしたボリュームと深みのある味わいで、どれを選んでも満足感の高い仕上がり。

地元の人にとっては、気軽に立ち寄れる定番の味でありながら、どこか新鮮さを感じさせる存在。訪れるたびに違った発見があるお好み焼き店、それが「ひなた」なのです。



　

ちから本通4丁目店

ちから本通4丁目店は、広島県内に幅広く店舗を構えるうどん専門店。戦前に創業し、今年で節目となる90周年を迎えました。実はもともとお饅頭を販売していたお店で、その名残から提供されている「おはぎ」は、今でも多くの人に親しまれている人気商品です。

この店では、うどんとおはぎを一緒に注文するのが広島流。甘いおはぎと温かい出汁の組み合わせが、不思議とよく合うのが面白いところですね。

出汁には北海道産の昆布を二種、さらに削り節を三種類も使って丁寧に仕上げており、透き通るような優しい味わいが印象的。そこに合わせる麺は、やわらかくもモチモチとした食感で、懐かしさと満足感を届けてくれます。

広島出身のミュージシャン・奥田民生さんも、このちからの味に惹かれ、若いころから足繁く通っていたそう。日常の中にある安心できる味だったのでしょう。

長年地域の人々に愛され、今も変わらず受け継がれている味。それがちからの魅力です。



　

お食事処快心友

お食事処快心友は、広島市内で落ち着いた雰囲気の中、幅広いメニューを楽しめるお和食店です。名物のあなご料理はもちろんのこと、カキやエビ、鶏のから揚げなど、天ぷらやフライを中心とした各種定食も豊富に揃っています。どのメニューも丁寧に作られており、素材の魅力を引き出した味わいが光ります。

広島の穴子は全国的に見るとやや小ぶりながら、その分、あっさりとした口当たりと、凝縮された旨みが特徴。脂っぽさが少ないので、最後まで重たく感じずに楽しめるのが魅力ですね。

快心友では、そんな穴子をふっくらと仕上げ、天ぷらや丼などさまざまなスタイルで提供。さらに、定食のご飯や味噌汁、付け合わせまで抜かりなく、全体のバランスがしっかり取れています。

価格もリーズナブルで、ボリュームも十分。味・量・コスパの三拍子が揃った、まさに“満足できる和食処”といえるでしょう。

気軽に立ち寄れて、ほっとする。そんな日常に寄り添うお店です。