びっくり亭本家

福岡・南区の地に根を下ろした「びっくり亭本家」は、昭和38年（1963年）に創業した焼肉鉄板の専門店です。地元では長年愛され続けており、いまや福岡ソウルフードとも言える存在となっています。

この店の特徴は、何といってもインパクト抜群の鉄板料理。熱々の鉄板でジュウジュウ音を立てながら運ばれてくるスタイルは、五感を刺激するエンタメ性も兼ね備えていますね。

中でも、名物の鉄板焼肉は、豚肉とキャベツをシンプルに炒めた一皿。しかしその味わいは一度食べたら忘れられないほどの中毒性を持っています。

にんにくの効いた特製タレが食欲をそそり、ごはんが止まらなくなるという人も多いそう。食べ進めるうちに鉄板の余熱でカリッと焼けていく香ばしさもまた格別です。

創業から変わらない味とスタイルで、地元の人々の胃袋を満たしてきた老舗。それが、びっくり亭本家なのです。



　

信州そば むらた

福岡市博多区、歴史ある櫛田神社の参道沿いにひっそりと佇む「信州そば むらた」。ここは本格的な信州そばを味わえると評判のお蕎麦屋さんです。街中の喧騒を離れ、落ち着いた雰囲気の中で手打ちそばを楽しめる贅沢な空間ですね。

店内に一歩足を踏み入れると、木の温もりを感じる和の空間が広がり、まるで信州の蕎麦処に迷い込んだような感覚に包まれます。職人の手仕事によって打たれた蕎麦は、コシと風味がしっかりと感じられる仕上がり。

とりわけ人気なのが、旬の素材を活かした「天ざるそば」。サクサクの衣をまとった天ぷらと、のど越しのよいそばが絶妙にマッチし、参道を訪れる人々の心と胃袋を掴んで離しません。

つゆの旨味にもこだわりが感じられ、一口ごとに丁寧な仕事ぶりが伝わってくるのも、この店ならではの魅力です。

観光の合間に立ち寄るもよし、地元の常連として通うもよし。信州そばの本格的な味を、福岡の中心で堪能できる名店、それが「むらた」なのです。



　

元祖ラーメン長浜家

福岡のラーメン文化を語るうえで欠かせない存在、「元祖ラーメン長浜家」。2009年12月に創業したこの店は、比較的新しいながらも、連日行列が絶えない名店として知られています。

長浜ラーメンの本流を受け継ぎながらも、独自の味わいを追求した一杯は、地元民から観光客まで多くのラーメンファンを惹きつけてやみません。

その特徴は、何といってもシンプルかつパンチのあるとんこつスープ。濃厚ながらもくどさはなく、すっきりとした後味がクセになります。極細のストレート麺との相性も抜群で、替え玉必須という声も多いですね。

また、注文時には「かた」「ふつう」「やわ」といった茹で加減が選べるのも魅力のひとつ。自分好みの食感で楽しめるという自由度が、リピーターの心をつかんでいます。

深夜まで営業しているため、飲んだ帰りに立ち寄る人も多く、まさに“博多の夜を締めくくる一杯”としての存在感も抜群。

これほどまでに人を惹きつけるラーメン、それが「元祖ラーメン長浜家」です。