海太郎

三重・伊勢湾の恵みを堪能できる海鮮料理店として知られているのが「海太郎（かいたろう）」です。こちらは海鮮問屋のご主人が営む料理店で、朝に仕入れたばかりの海の幸をそのまま提供しているのが特徴。養殖された新鮮な牡蠣や、地元の海女さんが素潜りでとった貝など、ここでしか味わえない食材が揃っています。漁場の活気をそのまま食卓に運んでくれる存在ですね。

人気メニューのひとつが「はまぐり」です。焼いても煮ても旨みが溢れ出し、口に広がる磯の香りが格別。大粒で肉厚なはまぐりは、地元ならではの贅沢な味わいを実感できます。

また「さしみ盛り海鮮丼」も評判です。盛り付けられるのは朝獲れの魚介ばかりで、その鮮度は一目見ただけでもわかるほど。ご飯の上に彩り豊かに並べられた刺身は、どれも艶やかで美しく、まさに海鮮丼の王道といえる逸品です。

さらに外せないのが「焼カキ」。炭火でじっくり焼き上げることで、牡蠣本来の濃厚な旨みと香ばしさが引き立ちます。プリプリとした食感とあふれるエキスは、訪れる人の心をつかんで離しません。

海太郎は、ただ食べるだけでなく「海の恵みを体感できる場所」として親しまれています。伊勢湾ならではの海鮮を味わいたいなら、外せない一軒でしょう。



　

鳥羽水族館

三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」は、今年で開館70周年を迎える歴史ある施設です。長い年月をかけて培われた飼育技術と展示の工夫により、いまでは約1200種という国内最大規模の生きものを育てています。その数は日本一。多様な海の仲間たちに出会える場所として、全国から多くの人々が訪れていますね。

数ある展示の中でも特に注目されるのが、ラッコとジュゴンです。どちらも日本で唯一ここだけで飼育されており、貴重な存在となっています。ラッコは愛らしい仕草で来館者を魅了し、ジュゴンは神秘的で穏やかな姿を見せてくれます。他では見ることができないため、この水族館を訪れる大きな理由になっているのです。

鳥羽水族館の魅力は、ただ珍しい生きものを展示するだけではありません。生態に合わせた環境づくりや、来館者が学びながら楽しめる工夫が随所に施されています。海の生きものたちの不思議を身近に感じられる体験の場。まさに70年の歴史を持つ水族館ならではの奥深さがあります。

これからも「海と人をつなぐ場所」として、多くの人の心を惹きつけていくことでしょう。鳥羽水族館は、訪れるたびに新しい発見を与えてくれる特別な存在です。



　

菊池パール

三重県は国内でも有名な真珠の三大産地のひとつ。その中で「菊池パール」は、単に真珠を販売するだけでなく、体験を通じてその魅力を伝えてくれる特別な宝石店です。ここでは実際にアコヤ貝を開け、自分の手で真珠を取り出すことができるのです。貝の中から現れる瞬間は、まるで宝探しのような感覚。訪れた人にとって忘れられない体験になりますね。

取り出した真珠は、そのまま持ち帰るだけではありません。専任のスタッフが希望に合わせてアクセサリーに加工してくれます。ペンダントやリング、ネックレスなど、自分だけのオリジナルジュエリーへと姿を変えるのです。旅の思い出が、日常で身に着けられる宝物に変わるのは嬉しいポイントです。

また、体験を通じて真珠の成り立ちや養殖の背景を知ることもできます。単なる買い物では味わえない、学びと感動が一体となった時間。宝石をより身近に感じられる貴重な場所といえるでしょう。

「菊池パール」は、真珠を“選ぶ”だけでなく“作り出す過程に触れる”ことができる店。旅先での特別な思い出を形に残したい方にとって、これ以上ない体験型スポットです。



　

肉料理まつむら

三重に店を構える「肉料理まつむら」は、肉好きにとって憧れの一軒です。こちらで扱うのは、厳選された最高級のA5ランクのみ。質の高さに一切の妥協を許さない姿勢が、多くの人々を惹きつけていますね。

A5ランクの肉は、細やかなサシが美しく入り込み、その輝きはまさに芸術品。ひと口食べれば、やわらかな食感と共に、深みのある上品な香りが広がります。脂の甘みと赤身の旨みが調和し、口の中でとろけるような贅沢な味わいを楽しめるのです。

数あるメニューの中でも特に人気を集めているのが松阪牛。日本を代表するブランド牛として知られる存在ですが、「まつむら」では最高の状態で提供されます。焼き加減ひとつにもこだわり、肉の個性を最大限に引き出しているのが特徴です。

「肉の芸術品」と称される理由は、その質だけではありません。料理人の技術と心配りが合わさることで、食べる人の記憶に残る特別な一皿に仕上がるのです。単なる食事ではなく、体験そのもの。訪れた人が再び足を運びたくなる理由もそこにあります。

肉料理まつむらは、極上の肉を最高のかたちで堪能できる場所。特別な日を彩るにふさわしい名店といえるでしょう。