とうふ 伝好

とうふ 伝好（でんこう）は、手づくりの堅豆腐を中心にした料理を味わえる食堂です。お店で丁寧に仕込まれる自家製豆腐は、しっかりとした食感と深い味わいが特徴で、豆の旨みをじっくり感じることができます。お豆腐ご膳のほか、香り高いおそばや、のどごしの良いうどんなども人気を集めています。どの料理も、素材の持ち味を生かした優しい味つけで、体にやさしいのが魅力ですね。

白山麓の自然が育んだ「たまごふ」を使ったとうふ膳も評判です。口に含むと、ふんわりとした食感とやさしい風味が広がり、思わず笑みがこぼれる美味しさ。地元の食材を生かした料理は、旅の途中に立ち寄る人々に癒しと満足を与えています。

山あいの静かな環境の中で、ゆっくりと食事を楽しめるのも伝好の魅力。窓から見える四季折々の景色を眺めながら、手づくりの味を堪能できる時間は格別です。派手さはなくとも、丁寧な仕事と温かなおもてなしが心に残るお店です。



　

白山白川郷ホワイトロード

白山白川郷ホワイトロードは、石川県と岐阜県を結ぶ山岳道路です。標高およそ500メートルから1450メートルの間を走り抜ける全長33.3キロの道は、四季折々の自然が織りなす壮大な風景を満喫できることで知られています。全線が舗装され、幅員は約6.5メートルと安心して走れる設計。初心者ドライバーでも快適にドライブを楽しめますね。

この道の見どころといえば、やはり「姥ヶ滝（うばがたき）」です。日本の滝百選にも選ばれた名瀑で、岩肌を滑るように流れ落ちる姿はまさに圧巻。滝のそばには足湯もあり、自然の恵みを身近に感じながら心身ともに癒されるひとときが過ごせます。

さらに「ふくべの大滝」も外せません。落差86メートルの大迫力で、白山の清らかな水が一気に流れ落ちる様子は見応え十分。展望台から望むその光景は、まるで大自然のキャンバスを眺めているかのようです。

紅葉シーズンには山肌が赤や黄色に染まり、幻想的な雰囲気に包まれます。自然と共に息づく道――それが白山白川郷ホワイトロードの魅力です。



　

ふくべの大滝

ふくべの大滝は、白山白川郷ホワイトロードのちょうど中ほどに位置する見応えたっぷりの滝です。沿道の中でも特に人気の高いスポットであり、そのスケールの大きさと自然の迫力に思わず息をのむ人も少なくありません。落差はおよそ86メートル。岩肌を伝って流れ落ちる大量の水が轟音を立てながら舞い散る光景は、まさに大自然のエネルギーそのものです。時には風向きによって水しぶきが道路にまで届き、車の窓越しにも滝の勢いを感じられるほどですね。

春から夏にかけては雪解け水を含んだ水量が豊富で、その迫力がいっそう増します。一方、秋には周囲の山々が色づき始め、滝の白と紅葉の赤・黄・緑が織りなすコントラストが見事。太陽の光に照らされて水がきらめく様子は、まるで絵画のような美しさです。

展望台から望むふくべの大滝は、写真愛好家にも人気の絶景ポイント。滝の音に耳を傾けながら、自然の雄大さを体で感じられる場所です。白山の懐に抱かれたこの滝は、訪れる人の心を静かに癒してくれる特別な存在といえるでしょう。



　

にしやま旅館

にしやま旅館は、「白山の胃腸の霊泉」として知られる温泉地に佇む老舗の宿です。白山白川郷ホワイトロードの入り口近くに位置し、長年にわたり旅人を癒してきた温かみのある旅館として親しまれています。山の静けさに包まれた立地で、自然の音を感じながらゆっくりと過ごせるのが魅力ですね。

こちらの宿では、地元の山々で採れた山菜やきのこ、清流で育った川魚を使った素朴な料理が評判です。派手さはありませんが、一品一品に宿の家族が込めた真心が伝わり、どこか懐かしい味わいが広がります。山国ならではの食材を生かした手づくりの料理は、体にもやさしく、訪れる人の心をほっと和ませてくれます。

湯治目的で訪れる人も多く、胃腸に良いとされる泉質は昔から評判。旅の疲れを癒しながら、心も体も整う感覚を味わえるでしょう。

にしやま旅館は、派手な観光地の宿とは異なり、家庭的で温かな雰囲気が漂う癒しの宿。自然と人のぬくもりを感じながら、静かな時間を過ごしたい方にぴったりの場所です。