洋食 小林

巣鴨の地蔵通り商店街から少し路地に入った場所に、地元で愛され続けるレストラン「洋食 小林」があります。開店前から行列ができることも珍しくない人気店で、その理由のほとんどは名物のスコッチエッグにあります。なんと来店客の約95％が、この一品を目当てに足を運ぶほど。まさに看板料理といえる存在です。

このスコッチエッグを手掛けるのは、フレンチの名門で腕を磨いた経歴を持つ二人のシェフ。長年培った技術と感性を活かし、外はサクサクの衣、中はとろける半熟卵という絶妙な仕上がりを実現しています。一口かじれば、香ばしさとまろやかさが同時に広がり、思わず笑顔になる味わいですね。

商店街の喧騒から少し離れた静かな立地も、この店の魅力のひとつ。落ち着いた雰囲気の中で、熱々のスコッチエッグを味わう時間は、ちょっとしたご褒美のようなひとときです。地元の常連はもちろん、遠方からもわざわざ訪れる価値があるお店です。



　

パティスリーヨシノリアサミ

巣鴨駅前通り商店街に佇む「パティスリーヨシノリアサミ」は、街歩きの途中で立ち寄りたくなるスイーツの名店です。オーナーパティシエは、フランスの世界的なコンクールで日本人として初めてファイナリストに選ばれた実力派。その腕前はショーケースに並ぶスイーツ一つひとつからも伝わってきます。

看板商品のアイスは、フランス伝統の製法をベースに、独自の研究を重ねて完成させた逸品。なめらかな口どけと豊かな風味が特徴で、一度食べたら忘れられない味わいです。さらに、月に数回だけ開催される「パフェの日」には、彩り豊かな限定メニューが登場。2種類のアイスやシャーベットを中心に、フルーツやチョコレートを贅沢にあしらったパフェは、まさに芸術品ですね。

中でも「イチゴとピスタチオのパフェ」は、甘酸っぱさとナッツのコクが絶妙に溶け合い、多くのファンを魅了しています。また、夏季限定の「桃のかき氷」も人気で、ジューシーな果汁が氷と絡み合う瞬間は格別。巣鴨を訪れたら、ぜひ味わいたい一皿です。



　

マルジ 赤パンツ館

巣鴨の街を歩いていると、ひときわ目を引く赤い看板が現れます。「日本一の赤パンツ」という大きな文字が掲げられたその店こそ、洋服店の「マルジ 赤パンツ館」です。婦人用の赤パンツをはじめ、赤い肌着や赤色モチーフの雑貨まで、店内はまさに赤一色。足を踏み入れた瞬間から、不思議とエネルギーが湧いてくるような空間です。

赤は古くから縁起色とされ、健康や長寿、厄除けの象徴とも言われています。この店では、そのパワーを日常に取り入れられるよう、デザインや素材にもこだわったアイテムを豊富に用意。特に人気なのが、履き心地の良いボクサーブリーフです。男女問わず愛用者が多く、贈り物として選ばれることも少なくありません。

店内には赤色効果を存分に楽しめる商品が並び、見ているだけでも元気がもらえます。お土産感覚で訪れる観光客もいれば、日常的に身につけるためにリピート購入する常連さんも多いとか。巣鴨らしいユニークさと、実用性を兼ね備えた一軒ですね。



　

かりんの松岸

「かりんの松岸」は、かりんを使った多彩な自家製商品で知られる青果店です。定番のかりんのど飴から、甘漬、かりん酒、さらにはかりんを配合した石鹸まで、バリエーション豊かな品揃えが魅力。店内には果物も豊富に並び、訪れる人を楽しませてくれます。

加工品のラインナップはさらに幅広く、蜂蜜漬やシロップ、粉末タイプ、乾燥花梨、水飴、飴菓子といった多彩な形でかりんを味わうことができます。素材の持つ優しい香りと風味を大切にしながら、手作りならではの温かみを感じられる品々です。

ユニークな商品としては、かりんの成分を活かした花梨化粧水も販売。食べるだけでなく、スキンケアとして取り入れられるのもこの店ならではの魅力です。健康志向の方や自然派アイテムを好む方にもぴったり。巣鴨散策の途中に立ち寄れば、心も体も喜ぶお土産に出会えるでしょう。