水郷潮来あやめ園

水郷の町・潮来に位置する「あやめ園」は、初夏の訪れを知らせる華やかな花々が咲き誇る庭園。園内はおよそ1.3ヘクタールの広さを誇り、あやめをはじめ、花菖蒲やカキツバタなど、さまざまな水辺の花が訪れる人々の目を楽しませてくれます。

見頃の時期に合わせて、毎年5月下旬から6月下旬まで「水郷潮来あやめまつり」が開催されます。今年は5月23日から6月22日までの開催予定。園内では約500品種、合計100万株もの花々が一斉に咲き揃い、彩り豊かな景観が広がります。

花の種類も多彩で、色や形の違いに目を奪われるばかり。

水路に沿って咲く花々は、まるで絵画のような美しさ。訪れるたびに違った表情を見せてくれるのも、この場所の魅力といえるでしょう。 写真愛好家や花好きにはたまらないロケーションです。



　

水郷潮来 観光船

水郷の風情をたっぷり味わえる「水郷潮来の観光船」は、ろ舟によるのんびりとした遊覧が楽しめる人気スポット。水辺の町ならではの静けさと、四季折々の景色を堪能できる貴重な体験ができます。水面を滑るように進む舟に揺られながら、心もゆったりほどけていくようなひとときです。

中でも注目を集めるのが「嫁入り舟」という婚礼行事。これは昭和30年代まで実際に行われていたもので、花嫁が舟に乗って婿の家へと向かうという、まさに水郷ならではの風習です。

現在では観光イベントの一環として復活しており、一般公募で選ばれた花嫁が、伝統衣装に身を包み舟に乗り込む様子は、まるで昔話の一場面を見ているかのよう。

時代を超えてよみがえる風習。 見物客の目を引き、カメラのシャッターが止まらない光景がそこにあります。



　

割烹 清水屋

落ち着いた雰囲気が漂う「割烹 清水屋」は、伝統的な日本料理を味わえる割烹料理店として知られています。旬の食材を丁寧に扱い、料理人の技が光る品々が並ぶ中、特に評判なのが鰻料理です。

まずはふっくらと蒸し上げてから、香り高い備長炭でじっくり焼き上げるという手間を惜しまぬ調理法。外はパリッと、中はとろけるように柔らかい鰻の食感がたまりません。

炭火の香ばしさが食欲をそそり、秘伝のタレとの相性も抜群。まさに贅沢な一品といえるでしょう。

素材の旨みを最大限に引き出した味。 季節を感じる割烹料理の中でも、この鰻を求めて訪れる人が多いのも納得ですね。



　

潮来にしくらの手焼きせんべい

米どころとして知られる水郷・潮来の地で、昔ながらの手法を守り続けている「潮来にしくらの手焼きせんべい」が食べられるお菓子店。その名のとおり、一枚一枚を手焼きで仕上げるこだわりが光るおせんべいが、多くの人に愛されています。

厳選された国産米を使用し、炭火の遠火でじっくり焼き上げることで、外は香ばしく中はしっとりとした食感に。さらに、仕上げに塗るのは天然醸造のタレ。深みのある風味とほんのりした甘みが、後を引くおいしさです。

焼き上がるまで目を離さず、丁寧に焼き加減を見極める熟練の技が、この素朴ながらも贅沢な味わいを支えています。

一度食べると忘れられない味。 全て手作りで約15種類のおせんべいを販売しており、 お土産としても喜ばれる逸品ですが、旅の合間にその場で頬張るのもまた格別ですね。



　

水辺のカフェ北斎

「水辺のカフェ北斎」は、霞ケ浦の穏やかな水面を間近に望む、静けさに包まれた癒しのカフェです。窓の外には筑波山が優美にそびえ、さらに空気が澄んだ日には富士山まで顔をのぞかせてくれることも。贅沢な景観が自慢のスポットですね。

このカフェが佇む場所は、かの葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景・常州牛堀」にも登場する風景の一部。夕暮れ時になると、湖面に映る茜色の空と筑波山のシルエットが絶妙なコントラストを生み出し、まさに絵画のようなひとときが広がります。

カップに注がれたコーヒーの湯気とともに、静かに流れる時間。観光の合間に立ち寄るのはもちろん、ただその景色に身を委ねるためだけに訪れる価値がある場所といえるでしょう。

自然と芸術が交差する、特別なカフェタイム。



　

鹿島神宮

鹿島神宮は、東京ドームおよそ15個分もの広大な境内を有する、格式高い神社です。御祭神には、武道や勝利の神とされる武甕槌大神（たけみかづちのおおかみ）が祀られており、その創建はなんと紀元前とも言われています。まさに、日本の神話と歴史が重なる場所ですね。

全国約600社ある鹿島神社の総本社として、信仰の中心であると同時に、プロサッカークラブ「鹿島アントラーズ」が必勝祈願に訪れることでも知られる“勝負運の聖地”でもあります。スポーツ関係者や武道の修行者など、多くの人々が勝利を願って参拝に訪れるのも納得です。

また、鹿島神宮にまつわる伝承には、神様が鹿に乗って奈良へと向かったという逸話も残されています。このエピソードが、奈良の春日大社と鹿の深い関係の由来ともされており、神話と史実が交差する物語にロマンを感じますね。

歴史と神秘が息づく、古社の魅力に触れる体験。



　

フォレストパーク メロンの森

フォレストパーク メロンの森は、茨城県鉾田市に広がるメロンの名産地に位置し、まさにメロン王国と呼ばれるにふさわしい農場です。市町村別の農業産出額では全国トップクラスを誇り、その実力は折り紙つき。

広大な農場では、香り高くジューシーなメロンが丁寧に育てられており、訪れる人はその場で甘さを実感できるメロン狩りを楽しめます。自分で選んだメロンを味わう贅沢は、ここでしかできない体験ですね。

また、農場内や周辺ではメロンを使用したスイーツやジュースも販売されており、スイーツ好きにはたまらないスポット。どこにいてもメロンの魅力を存分に味わえる環境が整っています。

鉾田市の豊かな大地と生産者の愛情が詰まった、とっておきのメロン時間。